Q. 精神科と心療内科の違いは何ですか?
A. 精神科ではうつ病や不安症など、こころの症状を治療していきます。心療内科では頭痛や吐き気など、ストレスからからだに現れた症状をケアしていきます。当院では、ストレスによるこころとからだの両方のつらさに寄り添い、サポートしています。『どちらを受診したらいいのかわからない』と迷われている方も、どうぞ安心してお気軽にご相談ください。
Q. どのような症状で受診すべきですか?
A. 『疲れがとれない』『よく眠れない』『気持ちが沈みがち』『食欲が湧かない』などのこころのつらさが1週間以上続いている場合は、ぜひ一度ご相談ください。『こんなことで受診してもいいのかな』と遠慮は必要ありません。あなたのつらさや不安は、どんなに小さなことでも大切なサインです。
Q. 初回の診察にかかる時間はどのくらいですか?
A. 初めての診察では、あなたのお気持ちや症状をゆっくりとお聞かせいただきたいので、30分程度お時間をいただいています。待ち時間を減らすために、キャッシュレス決済や問診票の事前記入、マイナ保険証のご利用にご協力いただけると大変助かります。初めての受診は緊張されるかと思いますが、リラックスしてお越しください。
Q. 家族だけでも相談・受診できますか?
A. ご家族の心配、よくわかります。しかし、診察にはご本人にお越しいただくことが大切です。こころの治療では、患者さんご本人の『治したい』というお気持ちがとても重要だと考えています。ご家族から『一度話だけでも聞いてみない?』と優しくお声かけいただけると、ご本人も前向きに考えてくださるかもしれません。なお、当院に通院中の患者さんで、体調不良などでどうしても受診できない場合は、1回に限りご家族の代理受診も可能です。
Q. 予約は必要ですか?
A. 患者さん一人ひとりとしっかり向き合い、ゆっくりとお話をお聞かせいただくため、当院は予約制とさせていただいております。新規予約や予約の変更は、予約サイトから24時間いつでも承っておりますので、お気軽にご利用ください。
Q. 緊急時はどうすればいいですか?
A. つらい症状で今すぐにでも助けが必要な時は、お住まいの地域の精神科救急情報センターへご連絡してください。命に関わるような緊急事態の場合は、迷わず119番通報をお願いします。一人で抱え込まず、必要な時は遠慮なく助けを求めてください。
Q. どのような治療法がありますか?
A. 当院で実施できる治療は精神療法、薬物療法、漢方療法、診断書による環境調整(業務調整、休職など)、振動療法(TSプロトコール)などがあります。複数の治療法を組み合わせることで、より効果的な治療を目指します。
Q. 薬を飲まないで治療はできますか?
A. もちろんです。お薬に対して不安や抵抗を感じていらっしゃるお気持ち、とてもよくわかります。お薬を使った方が回復が早い場合もありますが、あなたのお気持ちやペースを何よりも大切にしながら、一緒に最適な治療法を見つけていきましょう。お薬への不安や疑問は、どんなに小さなことでも遠慮なくお聞かせください。
Q. 薬の副作用が心配です。
A. お薬の副作用について心配されるお気持ち、とてもよくわかります。その不安は当然のことです。診察の際には、考えられる副作用について、わかりやすく丁寧にご説明いたします。最近のお薬は副作用が少なく、依存性の心配がないものや、妊娠・授乳中でも安心して使えるものも増えています。『こんなことを聞いてもいいのかな』と思われるような小さな不安でも、いつでも遠慮なくお話しください。
Q. 薬はいつまで飲み続ける必要がありますか?
A. 薬を飲む期間はこころの病気の種類や症状の程度によって人それぞれ異なります。症状が落ち着いたら短期間で終了できる薬もあれば、再発防止のために半年程度継続した方が良い薬もあります。『薬を減らしたい』『やめたい』というお気持ちは、いつでも遠慮なくお話しください。あなたのペースに合わせて一緒に計画を立てていきましょう。
Q. 他の病院で処方された薬と併用できますか?
A. 多くの場合、飲み合わせに問題が少ない薬を選んで処方いたしますのでご安心ください。ただし、まれに相互作用がある場合もありますので、現在服用中のお薬は必ず教えて下さい。お薬手帳をお持ちいただくと確実です。
Q. カウンセリングは受けられますか?
A. はい、当院は医師によるカウンセリング(精神療法)を実施しております。30〜60分にわたるような心理士のカウンセリングは行っておりません。
Q. 家族療法は行っていますか?
A. 申し訳ございませんが、現在家族療法は行っておりません。ご家族がこころのつらさや症状を抱えている場合は、ご家族のカルテを作り、診察を受けていただくことは可能です。ご家族の心の健康も大切ですので、お気軽にご相談ください。
Q. 費用はどのくらいかかりますか?
A. 保険診療の場合、3割負担で初診は約2500円、再診は約1,500円程度です。20歳未満の方は3割負担で1000円ほど追加でかかります。これに加えて、必要に応じて検査代やお薬代、診断書代がかかります。また、経済的な負担でお困りの場合は、子ども医療費助成制度や自立支援医療制度のご利用をご検討ください。
Q. 生活保護を受けていますが受診できますか?
A. 大変申し訳ございませんが、当院は生活保護指定医療機関ではないため、生活保護の方の診療はお受けできません。お近くの生活保護指定医療機関をご受診ください。
Q. プライバシーは守られますか?
A. はい、もちろんです。あなたのプライバシーは絶対に守られます。医師には法律で守秘義務が定められており、患者さんの個人情報や診療内容は絶対に厳重に管理しています。どんなことでも、安心してありのままをお話しください。
Q. 家族に秘密で受診することはできますか?
A. はい、ご安心ください。あなたの同意なく、当院からご家族に診療内容をお伝えすることは絶対にありません。あなたのプライバシーはしっかりと守られます。なお、未成年の方の場合は、ご家族の同伴をお願いしておりますが、その場合でもあなたのお気持ちを第一に考えます。
Q. 会社に通院がバレることはありませんか?
A. 患者さんの同意なく、当院から会社に診療内容をお伝えすることはありません。診断書が必要な場合も、患者さんと相談の上、内容を記載するようにしております。
Q. 診断書は書いてもらえますか?
A. はい、必要に応じて各種診断書を作成いたします。病名診断書・業務上配慮診断書・休職診断書は当日発行が可能で、それ以外の診断書は申し込みから1週間ほど時間をいただいております。用途に応じて内容を調整しますので、遠慮なくご相談ください。
Q. 発達障害の診断はできますか?
A. はい、ADHD(注意欠如・多動症)や自閉スペクトラム症などの発達障害の診断・治療を行っています。大人になってから診断される方も増えています。「もしかして」と思われる場合は、お気軽にご相談ください。
Q. コンサータは処方できますか?
A. はい、できます。新規の処方を希望される方は適正流通システムへの登録が必要ですので、登録から処方まで約1ヶ月程度かかることをあらかじめご了承ください。
Q. 摂食障害の治療はできますか?
A. 拒食症、過食症、過食嘔吐などの摂食障害の治療も行っています。体重や食事のことで悩んでいる方は、勇気を出してご相談ください。
Q. 認知症の相談はできますか?
A. もの忘れが気になる方やご家族の相談をお受けしています。認知症の診断や、症状を遅らせる治療、ご家族への支援なども行っています。「年のせい」と諦めず、早めにご相談ください。
Q. アルツハイマー型認知症の注射(レケンビ)は扱っていますか?
A. 大変申し訳ありませんが当院ではお取り扱いしておりません。
Q. 持続性注射剤(LAI)は扱っていますか?
A. 大変申し訳ありませんが当院ではお取り扱いしておりません。
Q. アルコール依存症の治療はしていますか?
A. アルコール依存症の治療も行っています。「お酒をやめたいのにやめられない」「飲む量をコントロールできない」という方は、一度ご相談ください。
Q. 子どもの受診は可能ですか?
A. 当院では中学生以上の方の診療を行っています。小学生以下のお子様は、児童精神科や小児科の受診をお勧めしています。産後うつや育児うつなどご家族のこころの症状も診療できますので、お気軽にご相談ください。
Q. 高齢者の受診で注意することはありますか?
A. ご高齢の方は、複数のお薬を服用されていることが多いため、お薬手帳を必ずお持ちください。また、認知機能の評価も含めて診察いたします。物忘れがある方ではご家族も付き添いいただけると助かります。
Q. 産後うつの相談はできますか?
A. 産後うつの診断・治療を行っています。「赤ちゃんがかわいいと思えない」「涙が止まらない」「不安でたまらない」「ワンオペがつらい」などの症状がある方は、早めにご相談ください。授乳中でも使えるお薬もありますので、安心してご相談ください。
Q. 更年期障害の症状も診てもらえますか?
A. 更年期に伴う精神症状(気分の落ち込み、イライラ、不安、不眠など)の治療を行っています。「更年期だから仕方ない」と我慢せず、つらい症状があればご相談ください。
Q. 仕事を休む必要がありますか?
A. 症状の程度や、ご本人のお気持ちによります。無理をして悪化してしまうより、しっかり休んで治療に専念した方が、結果的に早く回復することもあります。必要に応じて、休職診断書や職場に配慮をお願いする診断書も当日作成できます。一緒に最善の方法を考えましょう。
Q. 運転はできますか?
A. うつ病や不安症などこころの症状がある方は、注意力が低下していることがありますので、運転には十分にご注意してください。引き続き運転を希望される方は運転可能なお薬をご提案することもできます。統合失調症や双極性障害など病気によっては運転免許の更新に診断書が必要な場合があります。
Q. アルコールは飲んでも大丈夫ですか?
A. 精神科のお薬とアルコールを一緒に摂ると、薬の効果に影響が出ることがあります。また、アルコール自体がこころに悪影響を及ぼすこともありますので控えていただくことをお勧めします。「お酒がないと眠れない」「つらくてお酒を飲んでしまう」という方には、代わりになるようなこころのお薬をご提案いたします。
Q. 妊娠中・授乳中でも薬は飲めますか?
A. 妊娠中・授乳中は慎重にお薬を選ぶ必要がありますが、比較的安全とされているお薬もあります。「薬を飲むリスク」と「症状をがまんするリスク」を天秤にかけて、最善の方法を一緒に考えます。妊娠を希望されている方も、事前にご相談ください。
Q. 処方箋の有効期限が切れてしまいました。どうすればいいですか?
A. 処方箋の有効期限が切れた場合は再度受診していただき、処方箋を発行することとなります。診察料や処方箋料は再びかかってしまうため、処方箋の有効期限切れにはくれぐれもお気をつけください。
Q. 食事で注意することはありますか?
A. 食事はこころとからだの健康のために重要です。炭水化物や脂っこいものを控えめにし、タンパク質(肉や魚、大豆)や食物繊維(野菜や海藻)を規則正しく食べることが良いとされています。
Q. 運動はしても大丈夫ですか?
A. 適度な運動は、うつ病や不安症の改善に効果的です。週3回、30分程度の有酸素運動(ウォーキングなど)がお勧めです。ただし、暑い時期や疲れやすい時期は無理をせず、体調に合わせて行ってください。まずは「今日は外に出られた」というところから始めましょう。
Q. 睡眠で注意することはありますか?
A. 良い睡眠は回復への第一歩です。毎日同じ時間に寝起きする、寝室は暗く・涼しく・静かにする、寝る前のスマホやテレビを控える、寝酒は避けるなどがあります。「眠らなければ」と焦ると余計に眠れなくなります。リラックスすることが大切です。
Q. どのくらいの頻度で通院が必要ですか?
A. 治療開始から1〜2ヶ月程度は、お薬の効果や副作用を確認するため、1〜2週間ごとの通院していただくことが多いです。症状が安定している方は4週間毎の間隔で可能です。
Q. 調子が良くなったら通院をやめても大丈夫ですか?
A. 症状が良くなったと感じても、すぐに治療をやめると再発のリスクが高くなります。特にお薬を飲んでいる方は、急にやめると離脱症状が出ることもあります。「もう大丈夫かな」と思ったら、まず医師にご相談ください。一緒に今後の治療計画を考えましょう。
Q. 薬を飲み忘れたらどうすればいいですか?
A. 1日1回のお薬の場合、飲む予定時間から6時間以内なら、気づいた時に飲んでください。それ以外であれば、その日の分は飛ばして、翌日から通常通り飲んでください。飲み忘れを防ぐにはお薬カレンダーやピルケースを使う、スマホのアラームをセットする、家族に声をかけてもらう、歯磨きなどの毎日の習慣とセットにするなどの工夫がおすすめです。
Q. 症状が悪化した場合はどうすればいいですか?
A. 症状が悪化したと感じたら、予約を早めていただいて構いません。診療時間内であればできる限り対応いたしますが、入院が必要な場合など、当院で対応が難しい場合は、適切な医療機関をご紹介します。夜間・休日の緊急時は、精神科救急情報センターにご連絡いただくか、救急外来を受診してください。
Q. 薬が足りない場合はどうすればいいですか?
A. 予約を早めていただければ、処方することが可能です。足りない理由が紛失の場合は自費での処方となるため、あらかじめご了承ください。
Q. 転院したい場合はどうすればいいですか?
A. 転居などで転院が必要な場合は、紹介状を作成いたします。これまでの治療経過をきちんと引き継ぐことで、新しい医療機関でもスムーズに治療を続けられます。遠慮なくお申し出ください。当院への転院を希望される場合はホームページを新規予約をしてください(紹介状はあればで結構です)。
Q. セカンドオピニオンを受けることは出来ますか?
A. セカンドオピニオンを受けることは患者さんの権利です。他の医師の意見を聞くことで、より納得して治療を受けられることもあります。当院から他院にセカンドオピニオンをされる場合は紹介状を作成いたしますので、遠慮なくお申し出ください。他院から当院にセカンドオピニオンを希望される場合はホームページを新規予約をしてください(紹介状はあればで結構です)。
Q. 心理検査は受けられますか?
A. 当院では実施できる心理検査は以下のとおりです。認知症検査(HDS-R)、うつ病検査(CES-D)、ADHD検査(CAARS)、自閉スペクトラム症検査(AQ)。より詳しい検査が必要な場合は、専門機関をご紹介いたします。
Q. 血液検査は必要ですか?
A. お薬を安全に使うため、定期的な血液検査をお願いすることがあります。肝機能、腎機能、血糖値などをチェックします。最近の健康診断の結果や、他院での血液検査データがあればお持ちください。重複した検査を避けることができます。
Q. 脳波検査はできますか?
A. 申し訳ございませんが、当院では脳波検査の設備がありません。てんかんなどで脳波検査が必要な場合は、脳神経内科や設備のある精神科病院をご紹介いたします。
Q. MRIやCTは必要ですか?
A. 症状によっては、脳の画像検査が必要になることがあります。その場合は、信頼できる病院をご紹介させていただきます。
Q. 認知機能検査は受けられますか?
A. もの忘れが心配な方には、長谷川式認知症スケール(HDS-R)という簡単な検査を行います。30点満点で、20点以下の場合は認知症の可能性があります。より詳しい検査が必要な場合は、専門機関をご紹介します。
Q. 向精神薬は依存性がありますか?
A. すべての向精神薬に依存性があるわけではありません。最近の抗うつ薬や抗精神病薬には依存性はありません。睡眠薬や抗不安薬の一部には依存性がありますが、医師の指導のもとで適切に使用すれば、問題になることはほとんどありません。心配な方は、依存性のない薬を優先的に選ぶこともできます。
Q. 薬の効果が感じられないのですが。
A. 精神科のお薬、特に抗うつ薬は、効果が現れるまでに2〜4週間かかることがあります。すぐに効果が感じられなくても、あきらめないでください。副作用が問題なければ、もう少し続けてみましょう。それでも効果がない場合は、薬の種類や量を調整します。
Q. 薬を減らすことはできますか?
A. 症状が安定してきたら、薬を減らしていくことができます。ただし、急に減らすと症状が再発したり、離脱症状が出たりすることがあります。必ず医師と相談しながら、少しずつ減らしていきます。「薬を減らしたい」というご希望は、遠慮なくお伝えください。
Q. ジェネリック薬品は使えますか?
A. はい、多くのお薬でジェネリック医薬品(後発医薬品)がございます。先発品と同じ有効成分で、お薬代が安くなります。先発品をご希望の方は選定療養費がかかる場合がございますので、事前にご相談ください。
Q. 薬の飲み合わせで注意することはありますか?
A. 他の病院のお薬だけでなく、市販薬やサプリメントとの相互作用もあります。例えば、風邪薬(眠気が強くなることがある)、セントジョーンズワート(抗うつ薬の効果に影響)です。服用中のものは、すべて医師か薬剤師にお伝えください。
Q. 薬を飲むタイミングはいつですか?
A. 最近はお薬の進化が進み、1日1回の薬が多いです。飲み忘れが一番少ない夕食後に飲んでいただくことが多いです。薬によって異なるので処方時に詳しくご説明しますが、分からないことがあれば遠慮なくお尋ねください。
Q. 薬の保管方法を教えてください。
A. お薬は直射日光を避け、涼しい場所に保管してください。湿気を避けたり、子どもの手の届かない場所に置くように気をつけてください。
Q. 薬が効かない場合はどうすればいいですか?
A. 薬の効果は個人差が大きいため、最初の薬で効果がなくても、諦める必要はありません。薬の量を調整したり、他の種類の薬に変更することで改善されることもあります。また、お薬以外の治療を検討することもあります。あなたに合う一番合う治療法を一緒に見つけていきます。
Q. 家族はどのように接すればいいですか?
A. ご家族の理解と適切なサポートは、回復への大きな力になります。病気について正しく理解すること、励ましすぎない・焦らせないこと、ご家族自身も無理をしないことが重要だと考えています。
Q. 職場の人にどう説明すればいいですか?
A. 職場への説明は、状況に応じて考える必要があります。必要があれば、職場での配慮をお願いする診断書を作成します。どこまで詳しく伝えるか、誰に伝えるかなど、一緒に相談しながら決めていきましょう。
Q. 友人との付き合い方で悩んでいます。
A. 病気のことで友人関係に悩む方は多くいらっしゃいます。無理に今まで通りに付き合う必要はありません。対人関係の悩みも治療の中で扱っていきます。
Q. 家族が受診を嫌がっているのですがどうすればいいですか?
A. 「精神科」という言葉に抵抗がある場合は、「心の健康相談」という表現を使うのも一つの方法です。
Q. 子どもに病気のことを理解してもらえません。
A. お子さんへの説明は年齢に応じて工夫が必要です。学校との連携が必要な場合は、学校への情報提供書も作成いたします。
Q. 入院が必要な場合はありますか?
A. 外来治療で改善が難しい場合や、安全確保が必要な場合は、入院治療をお勧めすることがあります。その場合は、信頼できる総合病院や精神科病院をご紹介させていただきます。退院後は当院で治療を継続できます。
Q. 往診は可能ですか?
A. 大変申し訳ありませんが、往診は行っておりません。1回のみであれば、ご家族の代理受診も可能です。本人の保険証およびご家族の身分証をお持ちください。
Q. 電話での相談は可能ですか?
A. 診療時間内であれば、お電話での簡単なご相談も承っています。診察中はお電話に出ることが出来ませんので、LINE公式アカウントにメッセージをしていただくか、留守電を残していただければと思います。
Q. オンライン診療は行っていますか?
A. 大変申し訳ありませんが、当院ではまだオンライン診療ができる体制が整っておりません。
Q. 介護保険の申請に必要な書類は作成できますか?
A. 65歳以上の方、または40歳以上で特定疾病のある方の介護保険申請に必要な「主治医意見書」を作成いたします。まずは役所にご相談ください(役所からクリニックに依頼が来る形になります)。
Q. 障害者手帳の診断書は書いてもらえますか?
A. はい、できます。精神障害者保健福祉手帳の取得の条件は、精神科の治療を6ヶ月以上受けていることになります。障害者手帳の取得により、障害者雇用や雇用税金の一部免除、公共料金の割引などが受けられる場合がありますので、まずはご相談ください。また、以前に他のクリニックなどで作成された診断書のコピーがある場合にはご持参してください。(療育手帳に関しては、お近くの子ども家庭センター・児童相談所にご相談ください)
Q. 精神障害者年金の診断書は書いてもらえますか?
A. 可能です。新規で発行する場合は精神障害者年金は精神科での1年半以上の治療が必要です。また、以前に他のクリニックなどで作成された診断書のコピーがある場合にはご持参してください。転院された方で以前の診療情報が不明な場合は最低3ヶ月は通院していただき、生活状況をよく把握してから記載いたします。
Q. 生命保険の診断書は書いてもらえますか?
A. 生命保険の給付金請求や、新規加入時の診断書作成も承っています。保険会社指定の書式をお持ちください。内容によっては作成に時間がかかる場合があります。
Q. 裁判に使う診断書は書いてもらえますか?
A. 裁判所に提出する診断書については、内容を確認した上で作成の可否を判断いたします。こころの病気自体の診断書を作成することはできますが、病気の因果関係を証明するような診断書については記載できないことが多いです。詳しくは一度ご相談ください。
Q. 精神科の薬を飲んでいることは就職に影響しますか?
A. 一般的に、治療を受けていることが直接就職に影響することはありません。病気があっても、適切な治療を受けながら働いている方はたくさんいます。
Q. 病気のことを周囲に話すべきですか?
A. これは人それぞれです。話すことで理解や支援を得られる場合もあれば、逆に偏見を持たれる心配もあります。誰に、どこまで話すかは、状況を見ながら慎重に判断しましょう。メリット・デメリットを一緒に考えます。
Q. 完治までにどのくらい時間がかかりますか?
A. 回復までの時間は、病気の種類や症状の程度、治療への取り組み方などによって大きく異なります。平均的には数ヶ月から1年ほどになります。焦らず、一歩一歩進んでいくことが大切です。小さな改善も大切な一歩です。
Q. 再発の可能性はありますか?
A. 精神疾患の中には再発しやすいものもありますが、適切な治療を続けることで再発のリスクを下げることができます。症状が良くなったあと、適切なストレス発散法を身につけたり、生活習慣の見直していくことが大切です。
Q. 遺伝するのでしょうか?
A. 精神疾患には遺伝的な要因もありますが、それだけで発症するわけではありません。環境要因やストレスなど、複数の要因が重なって発症します。家族に患者さんがいても、必ず発症するわけではありません。
Q. 薬以外の治療法はありますか?
A. はい、さまざまな治療法があります。認知行動療法(考え方の癖を見直す)、リラクゼーション法(呼吸法、筋弛緩法、瞑想法)、振動療法などです。患者さんに合った方法を組み合わせて治療します。
Q. 振動療法とはなんですか?
A. 振動療法(TSプロトコール)は過去の記憶の改善に役立ちます。過去の失敗やつらい体験を繰り返し思い出す症状(フラッシュバック)や悪夢を改善する効果があります。交互に振動する機械を数箇所のツボに当てて振動を感じ、深呼吸をするということを繰り返します。PTSDの治療の一つであるEMDRを杉山登志郎先生が改良したもので、科学的にも効果が立証されています。
Q. 病気と性格の違いは何ですか?
A. 「心配性」は性格ですが、日常生活に支障が出るほどの不安は「不安症」という病気かもしれません。病気は治療で改善できます。真面目で責任感が強い人、頭が良い人ほどこころの病気になりやすいと言われています。「これは性格だから」と諦めず、つらい時は相談してください。
Q. ストレス解消法を教えてください。
A. ストレス解消法は人それぞれですが、以下のような方法があります。適度な運動(散歩、ヨガなど)、趣味の時間を作る、十分な睡眠を取る人と話す、深呼吸・瞑想を行う。自分に合った方法を見つけていきましょう。
Q. 食事療法は効果がありますか?
A. バランスの良い食事は、心の健康にも良い影響があります。炭水化物・脂質などカロリーの高いものを控え、食物繊維・タンパク質を取ると良いと言われています。極端な食事制限は避け、楽しく食べることも大切です。
Q. 鍼灸や漢方薬は併用できますか?
A. 東洋医学的なアプローチも、西洋医学と併用できます。当院では漢方治療も行っております。鍼灸については、こころの病気での効果は不明なため、鍼灸同意書の作成はしておりません。
Q. こころの病気の原因は何ですか?
A. 精神疾患の原因は一つではありません。脳ホルモン(神経伝達物質)の乱れ、遺伝的な要因、性格や考え方の傾向、ストレスフルな出来事、身体の病気などが複雑に絡み合って発症します。原因探しにこだわりすぎず、今できる治療に取り組むことが大切です。
Q. 他の医療機関・施設との連携はありますか?
A. 入院や精密検査が必要な場合は信頼できる病院に紹介状を作成いたします。また訪問看護やグループホーム、作業所などの社会資源のご利用される場合は、主治医意見書を作成いたします。
Q. 待ち時間はどのくらいですか?
A. 予約制のため、通常は20分以内にご案内できるよう努めています。ただし、診察が長引くこともありますので、お時間に余裕を持ってお越しください。
Q. 駐車場・駐輪場はありますか?
A. 当院のビルには駐車場・駐輪場はございません。お近くのコインパーキングや駐輪場をご利用ください。
Q. 何か質問がある場合はどうすればいいですか?
A. どんな小さな疑問でも、遠慮なくお尋ねください。LINE公式アカウントでもお問い合わせを受け付けております。「こんなこと聞いていいのかな」と思うようなことでも、お気軽にどうぞ。あなたの不安や疑問を解消することも、治療の大切な一部です。
Q. 初診時に必要な持ち物は何ですか?
A. 保険証をお持ちください。当院はキャッシュレス決済となりますので、お支払いはクレジットカードでお願いいたします。またお持ちの場合は、お薬手帳、紹介状もお願いいたします。
Q. 初診の流れを教えてください。
A. ホームページで予約をしていただき、事前に問診票を記入していただきます。受付にあるQRコードを読み込むとチェックインとなりますので、待合室でお待ちください。その後は予約時間までに病院にいらしてください。医師による診察で、じっくりお話を伺い、治療方針をご相談の上、決定します。初めての受診は緊張されるかと思いますが、サポートいたしますのでご安心ください。
Q. 自立支援医療制度は利用できますか?
A. はい、ご利用できます。ご希望の方は自立支援医療制度の診断書を1週間程度作成いたします。その後、居住地の役所に診断書を提出してください。自立支援医療証が届いたら受診時にご持参ください。
Q. クレジットカードは使えますか?
A. はい、各種クレジットカードをご利用いただけます。